あけましておめでとうございます。
2023年の年初は、五島列島まで出張に出かけておりました。
珍しく数日間、店舗を留守にするのは、初めてで長期休暇も重なり、実質は本日1月10日からの営業開始になります。
この間に発生した対応案件は詳しくかけませんが、今回の五島出張の目的はITインフラの工事立ち会いと、離島地域におけるICTやキャッシュレスの普及の調査が主な目的です。
実際のところ、長崎県内においてICT環境の格差は広がっているという認識がありましたがこの点については、正直地域差は見られませんでした。
さて離島におけるICTの普及においては、特に「離島」だからとか「本土」だからとかの理由で格差を感じることはありませんでした。
五島市においては、コンビニエンスストア(ローソン)が市内の至る所に展開されており、日配品も福岡からの製造品がそのまま流通に流れていたこともあり、どのような方法で物流を展開しているかは不明です。わかっていることは、案外便利だなと言う印象で五島の暮らしというのは、Uターン(帰郷者)よりもIターン(県外移住者)が多いことをあちこちの方からお伺いし、人口が増えていくきっかけが見えました。
ただ、その事情においても、港周辺の繁華街のみで、少し離れた岐宿(きしく)や富江(とみえ)・三井楽(みいらく)・玉之浦(たまのうら)までいくと途端に1日2~3本しか運行していないバスの地域になることから、過疎化は相当な勢いで進んでいます。
地域全体の町おこしという観点では、ICTの普及は欠かせないものの、実際の産業(農業・漁業・製造業)をはじめ、飲食・物販においてもICTの遅れは正直目立ちました。
こういった記事をパソコン屋である私が執筆すること自体は場違いなきがしますが、どうしても書いておきたかったことは
とにかく「世代交代」が進んだ。
ということです。
行きつけのお店がまだ残っているのは救いとしつつも、老舗の店舗が軒並み「閉店」と「オーナーチェンジ」という現実。
NHKのテレビドラマの影響で、五島列島がクローズアップされたことを到着してからしりました。
テレビにほぼ無関心な私に、何が起きているか全くわかりませんでした。
そうした中で、このお話をしたかったことは「ICT」は一体何のためにあるのか?ということです。
私自身が考えるICTは「あくまでも、単純作業を軽減する方法」である、ICTが何かを生み出すわけではないということです。
私の会社におけるICT普及の目的は「便利なものは便利に活用しよう」であり、使わないものを無理して使う必要はないと考えています。
これが、私が考えるICTの基本です。
それでも、こういった通信インフラがあるおかげで、日々の生活を支えていることを実感しました。
さて、話を少し変えましょう。
今回、上五島・下五島の2つの地域を回りました。
改めて感じたことは、離島の移動手段は乗用車が無いと非常に不便である。
ことを改めて痛感しました。
現在、五島に転勤で勤務している友人らに訊ねても同じ回答で、さらに「レンタカーの人気が高く、前もって予定しないと借りることは絶望的」という話を聞き、今回車両持ちこみで五島へ向かったのはある意味正解だったのかもしれません。
五島・長崎間の輸送運賃は33000円
レンタカーと乗船で向かった場合は
船便 17000円(ジェットフォイル・往復)
レンタカー 5000円/日+燃料代
で考えた際、3泊4日の行程で向かった私においては、車で直接五島へ渡った方が効率がよかったという結論になりました。
ただ、上記の他に宿賃・飲食代等をふくめると約10万はかかる経費であり、長崎から東京までの出張とほぼ同額の結果になりました。
博多であれば半額で済むことから、離島は「非常に不利」の一言につきます。
今回の五島出張はそういった、私自身において次にどういったことを始めることがよいかの指針になりました。
その一方で困ったこともありました。
五島のお土産品が壊滅的に少なくなっていることを知り、これが私の中で非常にショックを隠しきれませんでした。
食べるのが楽しみな私にとって、五島の食が今回の出張の楽しみだったのです。
お昼は、地元で人気のラーメン政へ行き、定番のエビ塩ラーメンをたべる。
それから五島を散策して、夜になってどこに行くかを決めてなかった私は、食べるお店をあちこち見て回って入ったうち、ふらっと入ったお店が「完全予約制」と言われてあっさり門前払い(とほほ)その後、ホームページを見たら、コース8800円というものが1つしかなく、あとはアルコールが加算される・テーブルチャージがあるなどととてつもなく、出張で行く私には痛い話でした。
それから、道向こうにあった割烹料理店にはいり握り寿司とアラカブの味噌汁を注文。五島の魚を堪能しました。
最終日は、お土産品を回ったものの、かんころ餅が無い、無い、無い、なんとか販売されていたものを少し買い込んで昨日長崎に戻りました。
自宅に戻っていつのもの生活が始まります。
今年のアットマークの展開は、サービスのブラッシュアップが一つのテーマです。
一つ一つのサービスを「効率的」にICTを活用できる仕組みを生み出せるよう、まずは自分の会社が率先して始めます。
シンプルなサービスをスピーディに行う「3S」を一つのテーマに皆様へご提案できればと思います。
2023年もよろしくお願いいたします。
アットマーク 店主